どもっ、メロです!
我が家には2023年5月生まれの双子の女の子がいます。
ぼくは生後11ヶ月の保育園入園日まで育児休業を取得した育休パパです。
突然ですが、いま「双子 NICU」で検索しているあなたは、こんな状況じゃないですか?
- 双子妊娠中で、「NICUに入るかも」と言われて不安でたまらない
- いままさに我が子がNICUにいて、家で泣きそうになっている
わかります。うちの双子も、2人そろって生後13日間NICUにいました。
長女は心臓の管が閉じておらず、ぼくは毎日「神様、なんとか長女を助けてください」って本気で願っていました。コロナ禍で面会は1日たった1時間。家に赤ちゃんのいない、静かすぎる夜。
でも先に言わせてください。
NICUは「不安な場所」じゃなくて、「安心して任せられる場所」でした。
この記事では、双子NICUの13日間を、当時の記録とぴよログのデータを使って全部書き残します。
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それではいきましょう!
結論:双子のNICUは「安心して任せられる場所」だった
まず結論から。
NICUと聞くと「重い病気の赤ちゃんが入る怖い場所」というイメージ、ありませんか?
ぼくもそうでした。でも13日間通って、イメージは真逆になりました。
NICUは、24時間プロが我が子を見守ってくれる、いちばん安全な場所です。
双子(多胎児)の約7割は、2,500g未満の低出生体重で生まれるというデータがあり(厚生労働省調査)、NICUやGCUへの入院はめずらしいことではありません。「うちの子だけ…」と落ち込む必要は、まったくないんです。
そして、これだけは先に伝えたい。
面会が1日1時間でも、親にできることは必ずあります。
うちの場合は「搾乳冷凍リレー」でした(詳しくは後半で)。
NICUの日々は「何もできない待ち時間」じゃなくて、ちゃんと「親としての時間」でした。
双子がNICUに入った理由と13日間の経過
うちの双子は予定していた日程の帝王切開で生まれました。
手術自体は1時間ほど。病室の外で待っていたぼくは「え?もう終わったの?」という感覚でした。
2人とも無事に生まれてくれて、「ほんまによく頑張った、ありがとう!!」と妻に伝えたのを、いまでもはっきり覚えています。
ただ、双子はそこからが本番でした。
長女は「心臓の管」が閉じていなかった
長女は、生まれたあとに自然に閉じるはずの心臓の管(動脈管)が閉じておらず、NICUで経過観察になりました。いわゆる動脈管開存症というやつです。
調べてわかったのは、こういうことでした。
- 動脈管は多くの場合、生後数日以内に自然に閉じる
- 閉じない場合も、まずは経過観察で自然に閉じるのを待つことが多い
- 早産・低出生体重の赤ちゃんに起こりやすい
※このあたりは赤ちゃんの状態によって全然違うので、必ず主治医の説明を聞いてくださいね。
次女は特に問題なく元気でしたが、「一緒にみておきましょか〜」という感じで、2人そろってNICUへ。双子は「元気な方も念のため一緒に」となるケースがあるのは、双子ならではかもしれません。
退院までの13日間の経過
| 日齢 | できごと |
|---|---|
| 生後0日 | 帝王切開で誕生。2人ともNICUへ |
| 生後1日〜 | 面会スタート(コロナ禍で1日1時間のみ) |
| 生後7日ごろ | 妻が先に退院。赤ちゃんのいない家に帰る |
| 生後13日 | 長女の心臓の管が閉じたと連絡。2人そろって退院! |
長女の管が閉じたという連絡を受けたとき、ぼくは文字どおり泣き崩れました。
毎日「神様、なんとか長女を助けてください」って願っていたので。
退院の日は快晴。
「やっと娘たちが我が家に来るのか!!」と喜びが大きすぎた反面、チャイルドシートに乗せるときはめちゃくちゃ緊張しました。新生児ってふにゃふにゃやから、「傷つけへんか?」って。笑
🔗 詳細記事:[双子の出産準備【完全ガイド】|育休パパが妊娠判明から退院後までやったことのリアル]
NICUのお金の話|実は自己負担が少ないケースが多い
「NICUって1日いくらかかるん…?」
これ、めちゃくちゃ不安ですよね。ぼくも双子とわかった瞬間から、いちばんの心配はお金でした。
でも安心してください。日本にはNICUの費用を支える制度がしっかりあって、自己負担が少なく済むケースが多いんです。
知っておきたい3つの制度
| 制度 | ざっくり内容 |
|---|---|
| 未熟児養育医療制度 | 出生体重2,000g以下など、入院養育が必要と認められた赤ちゃんの入院医療費を公費で負担してくれる制度。退院前の申請が基本 |
| 乳幼児(子ども)医療費助成 | 自治体による医療費の助成。0歳の入院なら自己負担がほぼゼロになる地域も |
| 高額療養費制度 | 医療費の自己負担が上限額を超えた分が戻ってくる健康保険の制度 |
うちも未熟児養育医療制度を利用して、NICUの医療費の負担はかなり抑えられました。
お金の不安で赤ちゃんとの面会に集中できないのは、もったいなさすぎる。先に制度を知って、不安を1つ消しておきましょう。
さらに双子は、出産育児一時金も2人分もらえます(1人あたり50万円)。このあたりの手続き全体像は、別記事にまとめています。
🔗 詳細記事:[双子育児にかかった費用全公開・1年目編]
面会は1日1時間。そのなかで親にできたこと
コロナ禍だった当時、面会は1日たった1時間でした。
「1時間で何ができるん?」と思うかもしれません。でも、やれることは想像以上にありました。
我が家の「搾乳冷凍リレー」
妻が退院してからの毎日は、こんなルーティンでした。
- 妻が家で搾乳する(2〜3時間おき。夜中も)
- 搾乳した母乳を母乳バッグに入れて冷凍する
- ぼくらが面会の1時間で凍った母乳を届ける
- 看護師さんが、面会時間外もその母乳を娘たちにあげてくれる
名づけて搾乳冷凍リレー。
そばにいられなくても、母乳はそばにいてくれる。
「親としてできることが、ちゃんとある」って思えたのが、あの時期の心の支えでした。
ちなみに妻の搾乳、ぴよログに残っているだけで退院後の1ヶ月だけで116回。2〜3時間おきに起きて搾乳し続けた妻は、ほんまにすごかった。この場を借りて改めて言わせてください。ほんまにありがとう。
面会1時間でやっていたことリスト
とくにおすすめしたいのが最後の「質問しまくる」です。
NICUの看護師さんは、何百人もの新生児を見てきた育児のプロ中のプロ。
「ゲップが出ないときは?」「ミルクの量は?」——退院後に検索する予定の疑問、全部ここで聞けます。NICUは、最強の親向け研修施設でもあるんです。
「神様、助けてください」と毎日願った13日間の心の保ち方
ここからは、きれいごと抜きの話をします。
正直、13日間ずっとしんどかったです。
妻が先に退院した夜。
本来なら赤ちゃんと一緒に帰るはずの家に、大人2人だけ。妻への「お疲れさま」の気持ちと、娘たちがまだ病院にいる不安で、家がやけに静かに感じました。
長女の心臓の管のことは、毎日頭から離れませんでした。
面会から帰る車の中で、「神様、なんとか長女を助けてください」って、本気で祈っていました。
救ってくれたのは、看護師さんの言葉だった
そんなとき、看護師さんがかけてくれた言葉があります。
「赤ちゃんも毎日頑張ってるから、信じて待っててあげてね」
何人もの赤ちゃんを見てきた人の言葉の重みと優しさに、泣けてきました。
そうか、頑張ってるのは親じゃなくて、娘たちなんや。
親にできるのは、心配で潰れることじゃなくて、信じて待つこと。この言葉で、心の置き場所が決まった気がします。
双子NICU期のメンタルを守る3つの考え方
🔗 詳細記事:[双子家庭が今すぐ登録すべきSOS駆け込み先一覧]
NICUの2週間は「最後の準備チャンス」だった
これは声を大にして言いたい。
双子が退院してきたら、買い物に行く余裕なんて一切なくなります。
うちの場合、退院した翌日からぴよログの記録は1日11〜13回の授乳、2人合わせて1日1,100ml。ミルクをあげるか、哺乳瓶を消毒するか、おむつを替えるか。この3つを24時間ひたすら繰り返す生活が始まりました。
つまり、赤ちゃんが家にいないNICUの期間は、じつは「最後の準備期間」なんです。
NICU期間中にやっておいてよかったこと
- 消耗品の買いだめ(おむつ・おしりふき・ミルク・哺乳瓶の消毒グッズ)
- 家の動線づくり(おむつ替えセットを1階と寝室の両方に置く、など)
- 役所の手続き(出生届・児童手当・未熟児養育医療制度の申請)
- 沐浴・ミルクのシミュレーション(面会での練習を家で復習)
- 寝られるうちに寝ておく(マジで大事)
準備リストの完全版は、ピラー記事にまとめています。双子の出産準備はこれ1本でOKです。
🔗 詳細記事:[双子の出産準備【完全ガイド】|育休パパが妊娠判明から退院後までやったことのリアル]
双子のNICUでよくある質問
最後に、当時のぼくが検索しまくった疑問に、経験者として答えます。
Q. NICUって、いつまで入院するの?
A. 赤ちゃんの状態によって数日〜数ヶ月まで本当にさまざまです。
目安としてよく言われるのは「体重が増えて、自力でミルクが飲めて、体温が保てるようになったら」。うちは13日間でしたが、双子でも片方だけ先に退院するケース、数ヶ月かかるケースもあります。比べなくて大丈夫。その子のペースが、その子の正解です。
Q. 双子で片方だけ退院になったら?
A. 「1人育児しながら1人に面会」の期間になるので、送迎と家事の分担を先に決めておくのがおすすめ。
うちは幸い2人同時退院でしたが、片方ずつの家庭も多いです。ファミリーサポートや親族の手を、この期間だけでも借りる価値は大アリです。
Q. 母乳は続けられる?
A. 続けられます。うちは「搾乳冷凍リレー」で乗り切りました。
搾乳した母乳を冷凍して面会時に届ければ、看護師さんがあげてくれます(対応は病院に確認を)。ただし、搾乳は本当に大変なので、ミルクとの併用も全然アリ。ママの心と体が最優先です。
Q. 面会に行けない日があってもいい?
A. いいんです。
体調が悪い日、心がしんどい日は、休んでください。「毎日行かなきゃ」で親が倒れたら本末転倒。赤ちゃんはプロが見てくれています。親の回復も、立派な育児です。
まとめ:NICUの日々も、ちゃんと「親の時間」だった
最後にもう一度、要点をまとめます。
いま、我が子がNICUにいるあなたへ。
不安で押し潰されそうな夜もあると思います。ぼくもそうでした。
でも、あの13日間があったから、ぼくらは親になる準備ができました。看護師さんたちに育児の基礎を教わって、家を整えて、夫婦で覚悟を決めた。NICUの日々は「失われた時間」じゃなくて、ちゃんと「親の時間」でした。
赤ちゃんも、毎日頑張ってます。
だからあなたも、ごはんを食べて、寝られるときに寝てください。
退院の日は、思っているよりずっと近くにあります。
うちの退院日みたいに、きっと快晴です。
ではまたっ!