
どもっ、メロです!
2人同時に泣いている。
さっきミルクをあげたばかりなのに、また泣いている。時計を見たら、まだ午前2時。
「これ、いつ終わるん?終わらんかったら親が先にぶっ倒れるけど?」
ぼくと妻が、本気でそう言い合っていた時期があります。生後1ヶ月のころでした。
我が家は双子の女の子。ぼくは11ヶ月の育休を取って、育児記録アプリ『ぴよログ』を3年以上つけ続けています。この記事は調べてまとめた一般論ではなく、そのとき何に頼れて、何に頼れなかったかの記録です。
正直に先に書きます。ぼくらは当時、どの窓口にも電話しませんでした。「どうせ自力でなんとかしなきゃいけない」と思っていたからです。
その結果、使えたはずの支援をいくつも取りこぼしました。これを見てくれている皆さんには、同じ後悔をしてほしくない。
この記事を読めば、今日のうちに「頼れる先をひとつ持っている状態」になれます。ひとりで抱え込まないで。ぜひ参考にしてみてくださいね!
📚 目次(タップで開く)
今すぐ電話できる3つの窓口

まず、ここだけ読んで閉じてもらっても大丈夫です。
3つとも予約はいりません。相談料もかかりません。
ただし、24時間つながるのは1つめだけ。あとの2つは受付時間を確認してくださいね。
- とにかく話を聞いてほしい → よりそいホットライン
- 赤ちゃんの様子がおかしい → 子ども医療電話相談 #8000
- 気持ちの落ち込みが続いている → こころの健康相談統一ダイヤル
上から順に、ハードルが低い順に並べています。スマホなら、下の番号をタップするとそのままかけられますよ!
とにかく話を聞いてほしいとき
「何を相談したらいいかわからない」状態でも電話していい窓口です。生活の困りごと全般を受けつけてくれます。
電話をかけると音声ガイダンスが流れ、番号を選ぶ形になります。「消えてしまいたい」気持ちがあるとき専用の番号もあります。
ガイダンスの内容は変わることがあるので、流れてくる案内をそのまま聞いてくださいね。
うまく話せなくても大丈夫。「双子で、しんどくて」だけでも聞いてくれますよ。
赤ちゃんの様子がおかしいとき
夜中や休日に「これ、病院に連れて行くべき?」と迷ったときの番号です。携帯電話やプッシュ回線から #8000 を押すと、お住まいの都道府県の窓口に自動で転送されます。
ただし受付時間が都道府県ごとに違います。夜7時からのところもあれば、休日は24時間のところも。
もうひとつ注意です。固定電話・IP電話などからは、短縮番号の #8000 が使えないことがあります。その場合は、都道府県ごとの直通番号にかけます。
いま落ち着いているうちに、お住まいの地域の「受付時間」と「直通番号」を調べてメモしておいてください。深夜に泣きながら調べるのは、ほんまにしんどいです。
気持ちの落ち込みが続いているとき
全国共通の番号にかけると、お住まいの都道府県や政令指定都市の相談窓口につながります。厚生労働省のまもろうよ こころで案内されている窓口です。
「どうせ助けてくれない」という諦め

ここからは、我が家の話です。
上に3つの番号を書いておいてなんですが、ぼくらは当時、どこにも電話しませんでした。
家族総動員でもしんどかった
我が家は恵まれていたほうだと思います。家族が代わる代わる手伝いに来てくれていました。
それでも、妻が当時つけていた日記にはこう残っています。
〈生後1ヶ月の日記より抜粋〉
今日は日中グズグズ。まとまって寝てくれなかったから疲弊した、、、一日トータルで見たら今まででいちばんしんどかったかも💦父母が手伝ってくれてても、こんなにしんどい。ワンオペなんて考えられへん!!
初めて夜中に、夫を起こしちゃうくらい、どうしたらいいか分からんくて一緒に泣いてしまった、、、(中略)夫や父母がいるからギリ耐えられてるけどこれワンオペやったらって思うとぞっとする。
手伝ってくれる人がいても、双子育児はしんどい。身をもって経験したことです。
だからもし今あなたが、誰にも手伝ってもらえない状況でしんどいなら、それは当たり前です。あなたが弱いからではありません。
今夜つらいなら、第1章の3つの番号に電話してみてください。いまは難しければ、番号を保存しておくだけでも大丈夫です。
ぼくらが助けを求めなかった理由
じゃあ、なんで電話しなかったのか。
正直に言うと、「どうせ助けてくれない」と思っていたからです。
相談したところで、話を聞いて終わり。パンフレットを渡されて終わり。最後は結局、自分たちの力でなんとかしなきゃいけないんやろう。そういう諦めがありました。
あと単純に、調べる元気がなかった。申請とか、書類とか、窓口の受付時間とか。しんどいときって、そういうのを調べる体力が残ってないんですよね。
我が家を救ったのは訪問に来た助産師さん

結論から書きます。絶望の中にいた我が家を救ってくれたのは、助産師さんの一言でした。
自分から窓口を探したわけでも、電話をかけたわけでもありません。来てくれた人に教えてもらっただけです。
生後1ヶ月のあいだに2回来てもらっただけ
ぼくの住んでいる自治体では、生後1ヶ月のあいだに自治体の制度で助産師さんが2回訪問してくれました。
呼び方は自治体によって「新生児訪問」「こんにちは赤ちゃん訪問」などさまざまです。
何か特別なことをしてもらったわけじゃありません。赤ちゃんの様子を見てもらって、困りごとを聞いてもらう、それだけです。
それだけですが、誰かに相談できる、話を聞いてもらえるだけでも楽になるんです!
紹介された、100人の双子サークル
その訪問のときに、助産師さんがこう言ってくれました。
「こんなサークルあるから、入ってみたら?」
助産師さんが中心になって運営している、地域の双子サークルでした。LINEのグループで、メンバーは100人ほど。
右も左もわからない、ネットで「双子 育児」と調べても良い記事は見つからない。
そんなときに紹介された「双子を育てている親が100人いる場所」は、喉から手が出るほど欲しかった情報とつながりでした!
一度も集まりに行かなくても心強かった
そのサークルでは数ヶ月に1回、会場を借りた集まりがあります。でも、正直行ったことはありません。
それでも十分に価値を感じることができています。なぜなら、いつでも相談できる場所がある、という安心感が段違いなんです。
誰かがLINEグループで悩みを相談すると、先輩双子ママパパさんが答えてくれます。その会話を見ているだけでも「みんな同じことで悩んでいるんだ」と勇気をもらえました。
つまり、参加しなくても、そこにいるだけで意味がある。これは、しんどい時期にはめちゃくちゃ大事なポイントだなと感じています。
双子サークルは自分でも探せる
「うちには助産師さんが来ていない」という方へ。双子サークルは探すこともできます。
一般社団法人 日本多胎支援協会が、全国の多胎サークルを地域別に紹介するページを公開しています。北海道から九州・沖縄まで。
探す手がかりになりますが、活動しているかどうかは団体に直接確認してくださいね。
また、こども家庭庁も多胎児の育児に関するサポート情報をまとめています。
我が家は「同じ状況の人がいる場所」を1つ持てただけで、気持ちがだいぶ軽くなりました!
知らないと損する多胎家庭への支援

ここからは制度の話です。知らないと使えないものばかり。目を通しておいてくださいね。
多胎向けの支援がある自治体はまだ少ない
先に、知っておいてほしい事実があります。
双子・三つ子の家庭に向けた国の支援には、こんな制度があります。
- 多胎ピアサポート事業(先輩の多胎家庭と話せる場をつくる)
- 多胎妊産婦等サポーター等事業(家に来て、育児や外出を手伝ってくれる人を派遣する)
令和2年度に始まった、まだ新しい制度です。
ところが、こども家庭庁の資料によると、令和4年度(2022年度)の実績で、国の補助を受けて実施していたのはピアサポートが93自治体、サポーター派遣が94自治体だけ。全国には市区町村が1,700以上あります。
我が家が「知っていたら絶対に使った」もの
我が家でいちばん後悔しているのはココ。
ぼくの住んでいる自治体には、家事代行を安く使えるサービスがあったんです。知ったのは、暗黒期がとっくに終わってから(泣)
知っていたら絶対に使っていました!
当時のぼくたちに足りなかったのは「気合い」じゃありません。皿洗いや掃除を代わってくれる手と、寝る時間でした。それを数千円で買えるなら、迷わず買っていましたね。
多胎家庭が使えるかもしれないサービスを挙げておきます。多くは双子に限らず使える子育て支援ですが、自治体によっては多胎家庭が優先されたり、条件がゆるくなったり、上乗せの助成がついたりします。
名前は自治体によってバラバラなので、「こういう種類があるんだ」と頭の片隅に置いておいてください!
- 家事や育児のヘルパー派遣(多胎家庭は利用時間が上乗せされることも)
- 移動費の補助(タクシー券など。双子を連れての健診はほんまに大変)
- 一時預かり・一時保育
- 多胎家庭の交流会・ピアサポート
- 産後ケア(宿泊型・日帰り型・自宅に来てもらう訪問型)
※制度の情報は2026年9月時点のものです。内容は変わることがあります。
お金の手続き全般は、出産準備の記事に時系列マップを作りました。児童手当や医療費助成もそちらにまとめています。
自分の町で使えるかを調べる最短の手順
調べる元気がない前提で、最短の手順を書きます。
- スマホで「(市区町村名) 多胎」と検索する
- 出てこなければ「(市区町村名) ふたご 支援」でもう一度
- それでも出てこなければ、母子健康手帳をもらった窓口に電話する
3番が確実です!調べるより、聞いたほうが早い。相手は制度を知っている人たちです。
聞き方は「双子なんですが、使える支援はありますか?」だけでOK。
もし、健診や予防接種で保健師さんに会うなら、そのときに聞くのもアリです!
一時保育とベビーシッターへの抵抗感

制度を知っていても、使えないことがあります。気持ちの問題です。
ここは、きれいごと抜きで書きますね。
「知らない人に預けるのが怖い」の正体
我が家が一時保育を調べ始めたのは「生後8ヶ月」から。暗黒期は生後1〜2ヶ月。一時保育は、いちばんしんどい時期に使えていないんです。
理由は明確です。知らない人に、我が子を預けるのが怖かった。
生まれてからずっと一緒に過ごしてきて、自分の目が届かない場所で何が行われているかわからない。その怖さでした。
もうひとつは、申請が面倒くさそうだったこと。しんどいときに、それを乗り越える元気がありませんでした。
自治体が紹介しているサービスなら頼めた
転機は生後3ヶ月ごろの引っ越しです。どうしても手が回らなくて、ベビーシッターを頼みました。
結果は、杞憂でした。
- 調べてみたら、思っていたより簡単に申し込めた
- 来てくれたのは、当然ながらプロ
- 自治体が紹介しているサービスだったので、安心して頼めた
とはいえ、自治体の紹介=品質の保証ではありません。費用・保険・事前の面談・緊急時の対応は、申し込む前に確認してくださいね。
とくに大きかったのが3つ目。知らない業者を自分で探すのは、いまでも抵抗があります。でも自治体が案内しているものなら、間に公的機関が入っている安心感があります。
しんどい日々と、いっときの面倒くささ。天秤にかけたら恩恵のほうが大きすぎました!
ただ、シッターで怖さが消えても、申請がいる一時保育に手を出すまでには、さらに5ヶ月かかりました。それくらい「調べる」の一歩は重いんです。
使ってみてから気づいた3つのこと
一時保育も、使ってみて考えが変わりました。
もっと早く使っていれば、あの暗黒期はマシだったかもしれません。
とはいえ、当時のぼくに「使え」と言っても、たぶん使わなかったと思います。怖かったので。
だから、いましんどい人にはこう言いたいです。
いきなり預けなくていいので、「調べるだけ」やってみてください。
申し込まなくていい。選択肢が1つあると分かっているだけで、気持ちの余裕がぜんぜん違いますよ。
まとめ:SOS駆け込み先リスト【保存版】

今回は、双子育児がしんどいときに頼れる先をまとめました。今すぐかけられる電話・つながる場所のつくり方・自分の町の支援の調べ方は以下のとおりです。
このリストを、いまスマホのメモにコピーしてください。
ぼくは当時「どうせ助けてくれない」と諦めて、何もしませんでした。でも我が家を救ったのは、助産師さんの「こんなサークルあるから、入ってみたら?」の一言です。
つながる先が1つできただけ。それだけで、日々の景色が変わりました。
だから今日、1つだけでいいので「頼れる先」を持ってください。電話しなくていい。番号をメモに入れるだけ。それだけでいいんです。
ぼくの理想はSNSくらいの気軽さで相談できる場所になりたい。しんどいことでも、どうでもいいことでも、話しかけてもらえたら嬉しいです。コメント欄でも、お問い合わせでも、X(@melo_twins)でも!
ただ、ぼくはすぐに返せないこともあります。急ぎのときや命に関わるときは、必ず上の窓口を使ってくださいね。
双子育児は2倍大変だけど、幸せは2乗。一緒に走っていきましょう!
頼れる先を持てたら、次は「眠る時間」です。我が家が夜まとまって寝られるようになるまでの記録も残しています。
あわせて読みたいではまたっ!

