
どもっ、双子パパのメロです!
- 双子のもらえる手当や制度を知りたい!
- 妊娠中や出産後に申請すべきものってある?
- 双子だからお金が心配……。
双子の妊娠がわかると、お金や支援制度などいろいろ気になりますよね。
我が家は2023年生まれの双子の女の子を育てています。ぼくは11ヶ月の育休を取り、双子が0歳の1年だけで2万1,476件の育児記録を残しました。妊娠中は、夫婦で手続きの抜け漏れがないかを互いに調べていました。
先に結論です。出産育児一時金や児童手当は子どもごとに支給され、医療費の負担を抑える制度もあります!我が家も1ヶ月の管理入院と帝王切開でしたが、費用は一時金の範囲に収まりました。ただし、産休・育休中の給付は双子だからといって2倍にはなりません。
この記事では、妊娠中から0歳までにもらえるお金と支援、申請の時期を一覧表にまとめました。我が家が実際におこなった手続きや進め方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
📚 目次(タップで開く)
双子家庭がもらえるお金・支援の一覧表

双子だと、もらえるお金も全部2倍になるの?まずはそこが気になりますよね。
2人分になるのは、出産育児一時金や児童手当など「子ども1人ごと」に決まる制度です。出産手当金や育児休業給付金は休む親それぞれの給与で決まるので、双子でも2倍にはなりません。
下の表で、自分の家に関係しそうな制度をチェックしてみてください!制度名をタップすると、くわしい説明に移動します(2026年10月時点)。
| 制度 | 双子だと | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 妊婦のための支援給付 | 妊婦への給付+胎児2人分 | 計15万円 |
| 妊婦健診の追加助成 | 自治体による | 追加の健診費用の助成 |
| 出産育児一時金 | 2人分 | 原則100万円 |
| 高額療養費 | 医療費しだい | 限度額を超えた分 |
| 出産手当金 | 休む親ごと(産前が長い) | 給与の約3分の2 |
| 育児休業給付金 | 休む親ごと | 給与の67%→50% |
| 国保・国民年金の軽減・免除 | 産前産後の期間が延長 | 保険料の一部・全額 |
| 児童手当 | 2人分 | 3歳未満で月3万円(第3子以降は増額) |
| 乳幼児医療費助成 | 2人分 | 自己負担の助成 |
| 未熟児養育医療 | 対象の子ごと | 自己負担の助成 |
| 自治体の多胎支援 | 自治体による | ヘルパー・タクシー券など |
妊娠中にもらえるお金と助成

妊娠中から申請できるもの、意外とあります。
妊娠中に動けるのは、妊婦のための支援給付・健診の追加助成・タクシー券などです。
妊婦のための支援給付は双子で計15万円
妊婦のための支援給付は、2025年4月に始まった国の制度です。双子なら合計15万円を2回に分けて受け取ります。
1回目は、胎児の心拍が確認されたあとに市区町村で認定を申請して5万円。2回目は出産予定日の8週間前から胎児の数を届け出て、1人5万円×2人の10万円です。届出の方法や振込時期は、自治体の案内を確認してくださいね。(こども家庭庁「妊婦のための支援給付のご案内」)
妊婦健診は多胎向けの追加助成がある自治体も
双子の妊娠は健診の回数が多くなりがち。通常の受診券に加えて、多胎妊婦向けに追加で助成する自治体があります。
たとえば兵庫県明石市では、15回目以降の健診を1回5,000円まで、5回分助成しています。(明石市「多胎児支援」)
受診券を使い切る前に、追加の助成があるかを市区町村に確認しておきましょう。
妊婦のタクシー券は多胎で増額する自治体も
健診への移動にタクシー券を配る自治体があり、多胎だと金額が増えることもあります。
東京都中央区では、多胎妊婦のタクシー利用券を通常の倍の2万4千円分にしています。(中央区「妊婦タクシー利用券の交付」)
出産でもらえるお金と医療費の負担軽減

双子の出産って、費用はどれくらい自分で払うの?そう不安になりますよね。
出産費用は一時金で、保険が使える医療費は高額療養費で負担を抑えられます。ちなみに我が家は、妻が出産の1ヶ月前から管理入院し、予定どおりの帝王切開で出産しました。
出産育児一時金は原則1人50万円で双子なら計100万円
出産育児一時金は原則「1児につき50万円」。双子なら合計100万円です。加入している健康保険から支給されます。(協会けんぽ「出産育児一時金について」)
一時金の受け取り方は、大きく分けて2通りあります。病院に一時金を直接払ってもらう方法(直接支払制度など)と、いったん自分で全額を払ってあとから受け取る方法です。くわしくは厚生労働省のページへ。(厚生労働省「出産育児一時金等について」)
どの方法が使えるかは、出産する病院に確認しましょう。申請の期限は、出産日の翌日から2年以内です。(協会けんぽ「健康保険給付について」)
我が家は直接支払制度を利用。1ヶ月の管理入院と帝王切開でしたが、費用は一時金の100万円を下回りました。差額と加入先の上乗せ(付加金)をあわせて、約13万円を受け取りましたよ!
管理入院・帝王切開の医療費は高額療養費で上限あり
保険が使える管理入院や帝王切開は、高額療養費の対象です。1か月の自己負担が限度額を超えた分が戻ってきます。
事前に「限度額適用認定証」を病院に出すか、マイナ保険証を使えば、窓口の支払いも限度額までに抑えられます。(協会けんぽ「高額な医療費を支払ったとき」)我が家も出産前に限度額適用認定証を病院に出していました。
ただし、食事代や差額ベッド代などは対象外です。入院が決まったら、病院の相談窓口と加入の健康保険にどこまで対象か聞いてみてください。
産休・育休中のお金は双子でも2倍にはならない

双子なら、育休中のお金も2人分になる?と期待しちゃいますよね。
産休・育休中の給付は、休む親それぞれの給与などをもとに計算します。双子だから金額が2倍になる制度ではありません。
我が家は夫婦で加入している保険が違ったので、それぞれの保険について確認しました。
| 働き方 | 産休・育休中のお金 | 保険料 |
|---|---|---|
| 会社員 | 出産手当金・育児休業給付金(条件あり) | 条件を満たす期間は免除(勤務先が手続き) |
| 公務員 | 共済の出産手当金・育児休業手当金 | 条件を満たす期間は免除(勤務先が手続き) |
| 自営業・フリーランス | なし | 国保・国民年金の軽減・免除 |
| 配偶者の社会保険の扶養に入っている | 雇用保険の条件を満たせば育児休業給付金 | 健康保険・年金の保険料はかからない |
公務員の手当金は、雇用保険ではなく共済組合から支給されます。くわしくは勤務先や共済組合に確認してください。(地方職員共済組合「出産・育児休業のとき」)
出産手当金は多胎なら産前98日から対象
出産手当金は、会社の健康保険に本人として入っている人が、出産で休み給与が出ないときにもらえるお金です。1日あたり給与の約3分の2になります。
対象は出産日以前42日から出産の翌日以後56日まで。多胎妊娠では、産前の期間が出産日以前98日に広がります。(協会けんぽ「出産手当金について」)給与が一部出る場合は、差額が支給されます。家族の扶養に入っている人は対象外です。我が家は、妻が出産手当金を受け取りました。
育児休業給付金は給与の67%で両親が取ると上乗せも
育児休業給付金は、育休開始から180日までは休業前の給与の67%、その後は50%です。雇用保険に入っている人が対象で、勤務先を通して申請します。
原則、育休前の2年間に一定以上働いた月が12か月以上あるなどの条件があり、給付額には上限もあります。(厚生労働省「Q&A~育児休業等給付~」)
2025年4月からは、出生後休業支援給付金も始まりました。原則、出生直後の決められた期間に両親がそれぞれ14日以上の育休を取ると、最大28日間13%が上乗せされます。配偶者が産後休業中のときなど、配偶者の育休がいらない場合もあります。
我が家は夫婦ともに育休を取り、2人とも育児休業給付金を受け取りました!産休・育休中は、社会保険料も免除になっています。ちなみに当時は、出生後休業支援給付金はまだありませんでした。
自営業は国保と国民年金の保険料が軽減・免除
会社の制度がない自営業・フリーランスの人も、保険料の軽減や免除が受けられます。
| 制度 | 対象 | 双子(多胎)の期間 |
|---|---|---|
| 国民健康保険の産前産後軽減 | 出産する本人 | 予定月の3か月前から6か月分 |
| 国民年金の産前産後免除 | 出産する本人 | 予定月の3か月前から6か月間 |
| 国民年金の育児期間の免除 | 父母など | 子が1歳になるまで(多胎でも同じ) |
国民年金の免除は、国民年金の第1号被保険者(自営業など)が対象です。育児期間の免除は2026年10月に始まった新しい制度で、父母どちらも対象になります。手続きの要否と時期は、市区町村の国保・年金の窓口で確認してください。(世田谷区「国民健康保険料の産前産後期間の軽減」)(日本年金機構「国民年金保険料の育児期間の免除制度」)
産後にもらえるお金と医療費の助成

産まれたあとって、何をいつまでに出せばいいの?バタバタする中で焦りますよね。
産後すぐに必要なのは、出生届・児童手当・赤ちゃんの健康保険と医療費助成の手続きです。とくに児童手当は期限が短いので、出産前に申請先と書類を確認しておきましょう!
児童手当は双子で月3万円、出生翌日から15日以内に申請
3歳未満の児童手当は1人月1万5,000円。双子が第1子・第2子なら月3万円です。第3子以降にあたる子は、1人月3万円に増えます。
申請は、出生日の翌日から15日以内です。遅れると、遅れた月の分は原則もらえません。申請先は住んでいる市区町村で、公務員の人は勤務先です。(こども家庭庁「児童手当制度のご案内」)
赤ちゃんの医療費は健康保険と乳幼児医療費助成の手続きで軽く
出生届を出しただけでは、赤ちゃんの医療費の手続きは終わりません。
- 赤ちゃんを健康保険に加入(会社員は勤務先、国保は市区町村)
- 加入した健康保険の情報がそろったら、市区町村で乳幼児医療費助成を申請
助成の対象年齢や自己負担、必要な書類は自治体ごとに違います。出産前に申請の流れを確認しておくと、産後に慌てずに済みますよ。
NICU入院なら未熟児養育医療を病院で相談
小さく生まれて入院が必要な赤ちゃんは、未熟児養育医療で医療費の助成を受けられることがあります。(東京都福祉局「未熟児養育医療」)
双子でNICUに入院すれば必ず対象、というわけではありません。退院前の申請が必要な自治体もあるので、入院したら病院の相談窓口で聞いてみてください。
我が家の娘たちも、2人ともNICUに14日間入院しました。未熟児養育医療の対象になったのは、心臓の管の治療が必要だった長女だけです。入院中の様子は『双子のNICU入院14日間』の記事にまとめていますのでご覧ください。
自治体の多胎家庭向けサポート

お金も大事だけど、産後に人の手を借りられるのかも気になりますよね。
多くの自治体が、多胎家庭向けのサポートをしています。内容は地域ごとに違い、事前の登録が必要なものもあります。産後に慌てないよう、妊娠中に調べておくのがおすすめです。
家事・育児ヘルパーは事前登録が必要なことも
家事や育児を手伝うヘルパー・サポーターを、安い料金や無料で派遣する自治体があります。
たとえば青森市では、授乳や沐浴の手伝い・健診への付き添いなどをサポーターにお願いできます。(青森市「多胎妊産婦等サポーター派遣事業」)
ぼくの住んでいる自治体では、家事代行を安く利用できるサービスがあるらしく、それを知っていたら絶対使っていました。後悔...泣
我が家は家事代行の支援があることを、あとになって知りました。登録だけでも、妊娠中に済ませておくと安心ですね。
産後ケアは双子を同時に受け入れられるか確認
産後ケアは、出産後1年以内の母子が心身のケアを受けられる市町村の事業です。(こども家庭庁「産後ケア事業について」)
ただし、制度があっても、その施設で双子を一緒に受け入れてもらえるとは限りません。2人同時の受け入れ・予約の時期・利用料を、予約の前に確認しておきましょう。
ファミサポやシッター補助は事前登録を確認
ファミリー・サポート・センター(ファミサポ)は、地域の人に子どもの預かりや送迎を頼める仕組みです。使う前に、説明会や事前の登録が必要なことが多いです。
ベビーシッターは、勤務先がこの事業を利用していれば国の割引券が使え、多胎児向けの割引券もあります。対象かどうかは勤務先に確認してください。(全国保育サービス協会「ベビーシッター派遣事業」)
我が家は生後3ヶ月ごろの引っ越しのときに、自治体が紹介しているベビーシッターを利用しました。ただ当時は、補助や割引券があることを知りませんでした。登録や申請は、妊娠中に体調に合わせて、できるものから進めておくのがおすすめです!
双子サークルは助産師・保健師に聞くとつながりやすい
多胎育児の経験者と話せるピアサポートや双子サークルは、助産師さんや保健師さんが知っていることが多いです。
我が家は、生後1ヶ月のあいだに自治体の制度で助産師さんが2回訪問してくれました。そこで、住んでいる自治体の双子サークルを紹介してもらったんです。
ネットを調べても双子育児の情報が少なかった当時のぼくには、本当にありがたい存在でした。このときの話は『「双子育児がしんどい」ときのSOS一覧』の記事にくわしく書いています。
窓口では、次の質問をそのまま使ってみてくださいね。
申請スケジュールと書類の管理

結局、何をいつ出せばいいの?と頭がこんがらがりますよね。
手続きは、時期ごとの一覧表にして夫婦で共有するのがおすすめです。
妊娠中から産後までの申請スケジュール
時期の順に「何を・どこに」を並べると、見落としにくくなります。
| 時期 | 手続き | 提出先 |
|---|---|---|
| 妊娠がわかったら | 妊娠届・妊婦のための支援給付の認定申請(胎児心拍の確認後) | 市区町村 |
| 妊娠中の早い時期 | 健診の追加助成・タクシー券・ヘルパーや産後ケアの相談 | 市区町村 |
| 予定日の6か月前から | 国保の軽減・国民年金の産前産後免除(自営業など) | 市区町村 |
| 予定日の8週間前から | 妊婦のための支援給付(胎児の数の届出) | 市区町村 |
| 出産前 | 直接支払制度・限度額適用認定証 | 病院・健康保険 |
| 出産前 | 産休の申し出 | 勤務先 |
| 育休の原則1か月前まで | 育休の申し出 | 勤務先 |
| 出生から14日以内 | 出生届 | 市区町村 |
| 出生翌日から15日以内 | 児童手当 | 市区町村(公務員は勤務先) |
| 出生後すぐ | 赤ちゃんの健康保険・乳幼児医療費助成 | 勤務先・市区町村 |
| 出産後 | 一時金の差額請求(費用が下回ったとき) | 健康保険 |
| 出産後 | 国民年金の育児期間の免除(自営業など) | 市区町村 |
| NICUに入院したら | 未熟児養育医療 | 市区町村 |
| 産休・育休中 | 出産手当金・育児休業給付金 | 勤務先 |
育休の申し出は、原則として開始予定日の1か月前までです。早めに勤務先へ相談しておきましょう。(厚生労働省「育児休業制度」)
この表に「担当者」「書類の置き場所」「完了」の欄を足すと、夫婦で進み具合を確認しやすくなります!
我が家はExcelの一覧とポケットファイルで手続きが滞らなかった
我が家では、妻が手続きの時期と内容をExcelの一覧にまとめてくれました。手続きの用紙も、できる範囲で印刷したり取り寄せたりしてくれたんです。それを1つのポケットファイルにまとめてくれていました。
妻は出産の1ヶ月前から管理入院することになりましたが、このファイルのおかげで、ぼくは焦らずに手続きを進められました。出産前から出産後まで、バタバタしたり迷ったりすることもなし。ほんま、めちゃくちゃ助かりました...!
ただ、一覧を作るのは妻の役目、というわけではありません。大事なのは、夫婦どちらが見てもわかる一覧と、書類の置き場所を決めておくことです!
双子の手当・支援のよくある質問

ここからは、双子の手当や支援サービスについて、出てきそうな疑問を4つまとめました。
管理入院が月をまたいだら高額療養費はどうなる?
高額療養費は、月ごと(1日から末日まで)に計算します。入院が月をまたぐと、それぞれの月の自己負担で判定するため、1か月に収まる場合より負担が増えることがあります。
入院が決まったら、月ごとの負担の見込みを病院の相談窓口で聞いておくと安心です。
育児休業給付金はいつ振り込まれる?
育児休業給付金は、ハローワークが指定する時期にまとめて申請します。支給が決まってから、おおむね1週間ほどで振り込まれます。
給料が止まってから最初の入金までは間が空くので、生活費は少し多めに用意しておくと安心ですよ。
上の子がいると双子の児童手当は第何子として数える?
年上の子から順番に数えます。双子は生まれた順です。
上の子が1人いる家庭なら、双子は第2子と第3子。第3子にあたる子は月3万円です。22歳になった後の最初の3月31日までで、親が生活費などを負担している兄姉も数に入ります。
里帰り先でも申請やサービスの利用はできる?
児童手当など自治体に申請する制度は、住民票のある市区町村が基本です。里帰り中でも住所地に申請します(児童手当は、公務員なら勤務先)。
健診の受診券や産後ケアが里帰り先で使えるかは、住所地と里帰り先の両方に確認しておきましょう。
まとめ:双子のお金と手続きは妊娠中の準備でラクになる

双子の妊娠中は、お金のことも手続きのことも不安になりますよね。でも、使える制度を知って準備しておけば、その不安は小さくできます。
この記事のポイントは、次の5つです。
まずは記事の最初の一覧表で、自分の家に関係する制度をチェックしてみてください!そのうえで疑問がでた時は、自治体などの窓口で質問してみましょう。
妊娠中に準備しておけば、産後は手続きに追われにくくなります。我が家も妻の管理入院中、一覧とファイルのおかげで迷わず手続きを進められました。手続きの心配が減ると、そのぶん2人の赤ちゃんと向き合う余裕が生まれます。
双子の妊娠中は、体もお金も不安だらけだと思います。使える支援は遠慮なく使って、少しでもラクに産後を迎えてくださいね。
ではまたっ!



