
どもっ、双子パパのメロです!
- 双子の出産費用って、やっぱり高いのかな...
- 帝王切開や入院が長引いたら、どれくらいお金が必要?
- 双子の出産だと、もらえるお金も2人分なのかな?
病院で入院や出産の説明を受けると、お金のことも急に気になりますよね。ぼくも双子とわかったとき、大きな心配はお金でした。
我が家は2023年生まれの双子の女の子を育てています。ぼくは11ヶ月の育休を取り、双子が0歳の1年だけで2万1,476件の育児記録を残しました。妻は約1ヶ月の管理入院を経て帝王切開で出産し、娘たちはNICUへ。
先に結論です。双子の出産費用は病院や入院日数で変わりますが、出産育児一時金は2人分の原則100万円が出ます。保険がきく管理入院や帝王切開の分には、高額療養費という月ごとの上限も。請求額・退院時に払う額・あとで受け取る額を分けて考えると、用意するお金が見えてきます!
この記事では、我が家が実際に経験した双子出産のリアルな数字をお伝えします。病院の明細をもとに、妻の約97万円の請求をどう精算したかまで公開するので、「ここは取り入れられそう!」と思うところを参考にしてみてくださいね。
📚 目次(タップで開く)
双子の出産費用は病院で数十万円の差

双子の出産って、結局いくらかかるの……?まずは、病院が公開している費用の目安を見てみましょう。
双子の帝王切開の費用は、2つの病院の目安だけでも約64万〜130万円と大きく違います。さらに、病院が請求する額と自分で払う額は同じではありません。
双子でも費用は2倍とはかぎらない
双子の出産費用は、赤ちゃんが1人のときの2倍とはかぎりません。病院ごとの料金表と、入院の日数で決まるからです。
たとえば2つの病院が公開している目安を並べると、次のようになります。
| 病院(料金の時点) | 1人の場合 | 双子の場合 |
|---|---|---|
| 群馬県立小児医療センター(2024年4月以降の出産) | 帝王切開で44〜49万円 | 帝王切開で64〜73万円 |
| 東京医科大学病院(2026年7月現在) | ― | 帝王切開(9日間)で約130万円 |
(群馬県立小児医療センター「分娩費用に関して」/東京医科大学病院「出産費用」)
どちらの病院も、入院日数や処置の内容で金額が変わる「目安」としています。
ネットの平均額より、出産する病院の目安を確認するのが確実です。何日分の入院が入っているか、赤ちゃんの費用を含むかもあわせて聞いてみてください。
請求額・支払額・受取額は別々
出産のお金は「病院の請求額」「退院時に窓口で払う額」「あとで受け取る額」の3つに分かれます。
| 金額 | 中身 | 決まるもの |
|---|---|---|
| 病院の請求額 | 入院・手術・分娩などの費用の合計 | 病院の料金、入院日数、個室の利用など |
| 退院時に窓口で払う額 | 請求額から、病院へ直接払われる給付を引いた額 | 直接支払制度、限度額の適用、預かり金など |
| あとで受け取る額 | 一時金の差額、払い戻し、保険の給付など | 自分で出す申請 |
明細を見るときは、健康保険がきく医療費の「10割の額」と、自分に請求される額も区別しましょう。同じ給付を二重に引いて計算すると、負担を少なく見積もってしまいます。
我が家は請求約97万円を一時金で精算

我が家の場合のリアルな金額をご紹介しますね!
出産育児一時金は、加入している健康保険から赤ちゃん1人ごとに出る出産のためのお金。双子なので、当時は2人分で100万円でした。
妻の出産の請求は約97万円で、この一時金の100万円でまかなえました。妻の分は窓口で払うお金がなく、差額などの約13万円をあとで受け取っています。娘たちのNICUの費用は、妻の請求とは別に1人ずつ精算しました。
ただし、我が家の結果は当時の病院・制度・入院の条件によるものです。双子なら誰でも一時金で足りる、という話ではありません。
我が家は管理入院・帝王切開・NICU
我が家の費用は、管理入院・帝王切開・NICUが重なった条件のものです。
約1ヶ月は、妻が出産前に入院していた期間。娘たちのNICUの期間とは別なので、分けて読んでくださいね!
窓口0円・約13万円をあとで受け取り
妻の出産の請求は、直接支払制度で一時金から病院へ支払われました。当時の一時金は1人50万円、双子なので2人分の100万円です!
明細の内訳は、次のとおり。
| 明細の項目 | 金額 | 健康保険 |
|---|---|---|
| 分娩介助料 | 500,000円 | きかない |
| 室料差額(個室17日間) | 170,000円 | きかない |
| 産科医療補償制度 | 24,000円 | きかない |
| その他・検査薬剤料 | 52,352円 | きかない |
| 一部負担金 | 220,430円 | きく(自己負担の分) |
| 合計 | 966,782円 |
請求の約4分の3は、帝王切開でも健康保険がきかない費用でした。とくに大きいのは、分娩介助料の50万円と個室の差額17万円です。
保険がきく手術や入院の分は、自己負担の約22万円でした。
請求の全額は、出産一時金から直接病院へ支払われたので、妻の分の窓口支払いはゼロ!ありがたい!!
一時金が請求を上回った差額は約3万円。妻の加入先の健康保険には、一時金への上乗せ(付加金)もありました。差額とあわせて約13万円を、出産から数か月後に受け取りました!
差額や上乗せを自分で請求するか、自動で支給されるかは、加入している健康保険によって違うので確認してくださいね。
娘たちのNICU費用は1人ずつ精算
娘たちのNICUの費用は、妻の出産の請求とは別に、1人ずつ精算しました。NICUは赤ちゃん本人の入院なので、赤ちゃんの健康保険や助成で扱われます。
娘たちは2人とも、体重は2,000gを超えていました。それでもNICUへ入院。お世話になった病院では、体重2,500gがNICUに入るかどうかの目安でした。NICUに入る基準は、病院ごとに違います。
ただ、双子が2人ともNICUに入っても、使えた制度は2人で違いました。
| 項目 | 長女 | 次女 |
|---|---|---|
| 入院の理由 | 黄疸・心臓の管が閉じなかった | 黄疸 |
| 未熟児養育医療 | 対象 | 対象外 |
| 病院の領収書 | なし | 10,200円(退院の約2か月後) |
次女は子どもの医療費助成を使い、支払いは医療費1,000円と食事代9,200円。この領収書の日付は、退院の約2か月後です。赤ちゃんの入院費は、退院の日にすべて精算されるとはかぎりません。
長女は、心臓の管の治療で未熟児養育医療の対象に。我が家の自治体では、医療費を自治体がいったん病院へ払う流れ。自己負担がある場合は、入院した月の約4か月後以降に自治体から請求が届く案内でした。
そのため、長女宛の病院の領収書は残っていません。自治体の通知では、子どもの医療費助成の医療証があれば、自己負担は月1,000円までと案内されています!
養育医療の自己負担や食事代の扱い、請求が届く時期は自治体ごとに違います。赤ちゃんがNICUに入ったら、自治体の窓口に確認してくださいね!
NICUでの面会や入院中の様子は、『双子のNICU入院14日間』の記事にまとめています。
帝王切開・管理入院・NICUで費用は変わる

保険がきくなら、あまりお金はかからないの?と思うかもしれません。
帝王切開や管理入院に健康保険がきいても、保険がきかない費用は残ります。入院の長さや赤ちゃんの入院でも、負担は変わります。
帝王切開でも保険外の費用は残る
帝王切開の手術には健康保険がききますが、入院費のすべてが3割負担になるわけではありません。
東京医科大学病院の案内では、保険がきかない費用として次のものを挙げています。
我が家でも、分娩介助料と個室の差額は保険の対象外。自費の項目や料金は病院ごとに違うので、保険診療分と自費分の内訳を確認してください。
入院の延長や個室利用で負担は増える
入院が長くなると、入院料や食事代が日数分増えます。双子は出産前から管理入院になることも。
高額療養費は月ごとの計算。入院が月をまたぐと、それぞれの月で上限まで払うことがあるので注意が必要です。(協会けんぽ「高額療養費」)
ただし、入院や出産の時期は母子の体を優先して主治医が決めるものです。お金のために日程を変えるのではなく、月ごとの負担の見込みを病院に聞いておきましょう。
個室の差額室料は、高額療養費の対象外。我が家は出産10日前から妻の退院まで17日間個室を使い、差額は1日1万円で17万円でした。
NICUは赤ちゃんの保険と助成で精算
NICUの費用は赤ちゃん本人の医療費なので、赤ちゃんの健康保険と自治体の助成で負担が決まります。
小さく生まれた赤ちゃんには、「未熟児養育医療」という公費の制度も。愛知県の案内では、対象と自己負担を次のように説明しています。
長女は2,000gを超えていましたが、心臓の管の治療で対象になりました。体重だけで決まるわけではないので、NICUに入ったら病院の相談窓口か自治体に聞いてください。NICUに入院すれば、誰でも費用が0円になるわけではありませんのでご注意を。
出産費用を軽くする制度と申請先

双子だと、もらえるお金も2人分になるの?と気になりますよね。
2人分になるのは、赤ちゃん1人ごとに出る出産育児一時金です。ほかの制度は、双子でも2人分になるとはかぎりません。出産費用に直接関わる制度は、次の4つです。
| 制度 | 対象 | 申請・確認先 |
|---|---|---|
| 出産育児一時金 | 出産費用(赤ちゃん1人ごと) | 加入の健康保険・病院 |
| 高額療養費 | 保険がきく医療費(月ごと) | 加入の健康保険 |
| 付加給付・自治体の助成 | 加入先や住まいの条件しだい | 加入の健康保険・自治体 |
| 医療費控除 | 1年間に払った医療費 | 税務署(確定申告) |
出産前後の手当や支援は、『双子妊娠でもらえる手当と支援制度まとめ』で一覧にしています!
出産育児一時金は原則1人50万円
出産育児一時金は、赤ちゃん1人につき原則50万円です。双子なら2人分が、加入している健康保険から支給されます。(厚生労働省「出産育児一時金等について」)
産科医療補償制度に加入していない病院での出産などは、1人48.8万円。(協会けんぽ「出産育児一時金について」)
受け取り方は、主に次の3つ。
直接支払制度が使えるかは、病院ごとに違います。費用が一時金より少なければ、差額は健康保険から支給されます。
高額療養費は保険分だけ月ごとに上限
高額療養費は、保険がきく医療費の自己負担が1か月の上限を超えた分を払い戻す制度です。上限額は年齢と所得で決まります。
基本は、窓口でいったん3割を払い、上限を超えた分があとで戻るしくみ。ただ、これだと退院のときに大きなお金が一時的に必要になります。
食事代や差額ベッド代などは、高額療養費の対象外なので注意が必要です。(協会けんぽ「高額療養費」)
そこで使うのが「限度額の適用」です。保険がきく分の窓口での支払いが、最初から上限までになります。方法は、マイナ保険証を使うか、限度額適用認定証を出すかの2つ。高額療養費の上限を、窓口で先に当てはめるしくみです。
マイナ保険証が使えない場合は、認定証を事前に申請しておく必要があります。協会けんぽでは、申請書を受け付けた月からの適用で、前の月にはさかのぼれません。低所得の方など、マイナ保険証を使っても別に申請が必要な場合もあります。(協会けんぽ「限度額適用認定証」)
双子の管理入院は、急に決まることもあります。マイナ保険証を使わない人は、申請の時期といつから使えるかを加入先に確認しておくと安心です。我が家も出産前に認定証を病院へ出していました。
間に合わなかった分は、あとから高額療養費を申請すれば払い戻しの対象に。2026年8月から上限額も変わっていますので、一度調べてみてくださいね。
付加給付と自治体の助成はある人だけ
健康保険の付加給付や自治体の助成は、全員が受け取れるものではありません。
- 健康保険の付加給付:健保組合などで独自の上乗せがあるか
- 自治体の出産費用の助成:対象者・金額・申請期限
たとえば東京都の港区や千代田区では、出産費用の助成を独自に行っています。(港区「出産費用の助成」/千代田区「出産費用助成」)全国共通ではないので、加入先と住んでいる自治体のページで確認してください。
医療費控除は一時金を引いて計算
医療費控除は税金が軽くなる制度で、払ったお金がそのまま戻るわけではありません。
計算では、払った医療費から一時金や保険金などで補てんされた額を引きます。(国税庁「出産費用」)補てんされた額が医療費を上回っても、その分を他の医療費から引く必要はありません。(国税庁「医療費控除」)
一時金で費用がまかなえても、領収書は保管。同じ年の通院や家族の医療費とあわせて、控除を受けられることがあります。
入院前と退院後にやること

今日、何から始めればいいの?と迷ったら、ここから始めてみてください。
最初の一歩は、病院の会計窓口で「双子を帝王切開で産む場合の費用の目安」を聞くことです。入院前は病院へ聞くこと、退院後は申請することがあります。
入院前に費用の目安と認定証を確認
手術や入院日数がわからないうちは、正確な見積りは出ません。病院が出せるのは、料金表や「〇日入院の場合」の目安です。
そこで「帝王切開の場合」「管理入院が〇日増えた場合」と、条件ごとに聞くのがコツ。直接支払制度を使っても、入院時に預かり金が必要な病院もあります。(東京医科大学病院「出産費用」)
| 確認すること | 確認先 | 回答メモ |
|---|---|---|
| 帝王切開の場合の費用の目安と、何日分の入院か | 病院の会計窓口 | |
| 管理入院が延びた場合の1日あたりの費用 | 病院の会計窓口 | |
| 保険がきかない費用と個室の料金 | 病院の会計窓口 | |
| 預かり金の有無と、退院時の支払い方法 | 病院の会計窓口 | |
| 直接支払制度が使えるか、合意書の提出時期 | 病院の会計窓口 | |
| マイナ保険証が使えるか、認定証の申請が必要か | 加入の健康保険 | |
| 付加給付があるか、一時金の差額の請求方法 | 加入の健康保険 | |
| 帝王切開や入院が給付の対象か(加入者のみ) | 加入中の保険会社 | |
| NICUの場合、養育医療の自己負担と請求が届く時期 | 自治体の窓口 |
すべてを一度に聞かなくても大丈夫。気になる行から、順に聞いてみてください。
退院後は領収書を残して給付を申請
退院のときに受け取る請求書・領収書・明細書は、すべて保管しておきましょう。差額や給付、医療費控除の申請で使います。
赤ちゃんの健康保険と医療費助成は、退院を待たず出生後すぐに手続きを確認しましょう。NICUに入院中なら、養育医療も病院の相談窓口に聞いてみてください。
退院後にすることは、主に次の3つです。
赤ちゃんの手続きの順番は、『双子妊娠でもらえる手当と支援制度まとめ』の記事をご覧ください。
まとめ:出産費用は目安と支払い時期の確認から!

双子の出産費用は病院で差がありますが、一時金は2人分の原則100万円が出ます。保険がきく分も、高額療養費で月ごとに上限があります。
「いくらかかるか」と同じくらい、「いつ・誰に払い、何をあとで受け取るか」を知っておくと安心です。
双子とわかると、お金の心配も2倍に感じますよね。ぼくも同じでした。でも我が家は、制度を使って出産の費用をまかなえましたよ!
まずは「入院前に費用の目安と認定証を確認」の表から1つ選び、その行の「確認先」に聞いてみてください。回答をスクショした表や手元のメモに残していくと、用意するお金が少しずつ見えてくるはず!
双子の出産は、お金のことまで考えることが多くて大変ですよね。2人に会える日まで、心から応援しています!
ではまたっ!



